石けんと台所
台所石けんでふきんを洗う。
これは全然抵抗はないけど、ずーっと液体の合成洗剤にしか見てこなかった私にとって固形の石けんを食器洗いに使うのはちょっと躊躇があった。
それで最初はジェル石けんにしてみたりしました。
でも慣れると固形の石けんの方が楽なことに気が付いて、それからは固形の石けんを作って使っています。
どうせ作るならと、台所は廃油を使った石けん。
普通の石けんよりも鹸化率を上げて作ります。
でも廃油の場合は鹸化率を上げすぎてしまってもなんとなくキツイ感じ。
揚げ物などに使って高温状態になった油は、脂肪酸構成がちょっと変わったりすることもあるのが原因かな、なんて。
ちょっと酸化したみたいな匂いがするときもありますよね。それもサインのひとつじゃないかな〜、と私は思うのですが......
<科学的なことははっきりわからないのにすみません。
ということも踏まえて、私が作るときには2〜3%のディスカウントを取ることにしています。
さて食器洗い。
最近愛用しているのはアクリルの毛糸で編んで作られたアクリルたわしや、ほとんど石けんを使わなくても汚れが落ちるとうたわれているスポンジ。
そんなに石けんを付けなくてもきれいに落ちる感じがするのでお気に入りです。
もちろん普通のスポンジも使えますが、スポンジの奥に残った石けんがいや〜な匂いを発生することもあるので、目が粗いものを使うのもいいかもしれません。
どちらにしても使用後にきれいに濯いでくださいね。
洗う要領としては、まずは汚れの少ないもの。
それから油汚れのひどいもの、という順番がいいかな〜、と思います。
あんまりにもひどい油汚れは、一度汚れを拭き取ってから洗うと環境にも優しいかもしれないし、なによりも洗いやすいです。
油汚れがひどいものを洗うと途中で汚れが落ちてないな〜、と感じることもあると思います。そんなときには一度スポンジを洗って、もう一度石けんを付けなおします。
石けんの働きは油を取ることなんですけど、石けんの分子が取り込める量の油を越してしまうと油が残ることになると思うんです。
ここを踏まえて石けんを使うようにすると「油汚れが残ってる〜!」ってことにもなりづらくなるかもしれません。
そして洗った物は、濡らさないようにします。
濡れることで石けんの分子が取り込んだ汚れも放出されてしまうみたい。
せっかく洗った物もベタベタした感じになってしまう主な原因はそれなんじゃないかな〜、と。
洗った食器を流水の下に重ねて、っていうのをよくしがちかと思うのですが、石けんで洗うときには禁物です。
濯ぐときにも他の食器に水がかからないようにすると、うまく洗い上がるようになると思います。
ちなみに石けんの分子の構造上(だと思うのですが)、浸け置き洗いは出来ません。あれは合成洗剤ならでは、みたいです。
石けんで食器を洗うようになってからはひどい肌荒れに悩むことは無くなった気がします。冬はちょっと荒れ気味になることもあるけど、そんなときには手作りのクリームを塗るとすぐ治ったり。
肌が丈夫になったからかな!? と思っていたら、ひさしぶりに使った合成洗剤で指紋のあたりがガサガサになりました.....
合成洗剤を使うときには手袋を忘れずに、ってことみたいですね。
最近CMでも手袋をしているものがありますが、それはそれだけその製品が強力、ってことなんでしょう。
石けんで食器洗い、私はおすすめです。
Copyright
2001-
Miesha All rights reserved.
|