石けんでシャンプー

 

今までの習慣からするとこれが一番抵抗があるかも?
でも替えてみると結構快適。
だって今まで悩んでいた「どのシャンプーでも合わない気がする」っていう髪の毛の悩みが石けんに変えただけで気が付いたらなくなっていたから。
頭だって地肌があって、肌の一部。
体を洗って気持ちがいいものは髪の毛を洗っても気持ちいいかも。
私はそれだけで石けんでシャンプーを始めてみました。
結構石けんでシャンプーを始めてから髪質が良くなったって人は多いです。
私を含め、合成界面活性剤が合わなかったことに気付いてない人が結構いるのかな?
親戚のおばさんは久しぶりに会ったときに
「どのシャンプーも使い始めはいいんだけど、何回か使うと地肌が痒くなってたまらなくなる」
と言っていたので、たまたま持っていっていた石けんをすすめてみました。
するとやっぱり合成界面活性剤が合わなかったみたいで
「もらった石けんを使うようになってから全然痒くなくて、すごく調子が良くなった」
と後から聞いて嬉しくなりました。
それから3ヶ月以上経った頃にもう一度会ってみると髪は黒々として健康そう。
話を聞くと染めてもないということ。
でも白髪が前よりも減ってフサフサしていたので、改めて石けんの威力を感じました。
....って言うと大げさ(笑)
合成界面活性剤の怖さを知った、ってところかな。

でも石けんシャンプーにはコツがいります。
難しくない、本当に簡単なコツなんだけど、これを知るだけで髪をいたわりながら洗うことが出来ると思います。
まず、髪の毛をとかすこと。
それから頭全体をしっかり濡らす。髪の毛も地肌も、乾いているところが残らないように。
洗うときには一度石けんを付けて地肌を爪を立てないようにして洗って、ザッと濯いだら、今度は泡がしっかり立つまで石けんを付けて洗う。
髪の毛は泡が付くことで汚れが落ちるので、泡が髪の毛全体に行き渡るようにするだけで大丈夫。逆に髪の毛をゴシゴシ洗っちゃうと傷む原因になります。
一度だけでもしっかり泡が立つときはさほど汚れていないときなので、二度洗いをしなくてもOK。
手作り石けんがいくら肌に優しいとはいえ余分な石けん分が残るのはトラブルの元なので、お湯に濁りがなくなるまでしっかり濯ぐことも大切。
手作り石けんは弱アルカリ性。
本来石けんは弱アルカリ性なんです。
でも弱アルカリ性ではキューティクルが開いてしまいます。特に濯ぎ中のきしんだ状態で髪の毛のほつれを取ろうとするとどうしても傷んでしまうかも。
濯ぎ中にはムリに指を通そうとしないで、抑えるようにして濯ぐといいかもしれません。
そしてリンスも重要。
短い髪や子供だったらしなくても大丈夫だけど、リンスをすると きしんでいた髪が元の状態に戻るのがわかってちょっと嬉しいです。
リンスをしなくても髪が乾くとちゃんとキューティクルは閉じるけど、石けんに使うオイルの種類などでも洗い心地も洗い上がりも違うから、洗った感じで使うかどうか決めてもいいかも。
でも普通に市販されているリンスを使うのは×。
市販のものだったら石けんシャンプー用のリンスを使ってくださいね。
石けんシャンプー用のリンスは、単に髪の毛を弱酸性に戻すもの。
普通のリンスは柔軟剤の様な役割をしています。柔軟剤も合成界面活性剤を使っていますが、石けんでシャンプーをした場合にはここでわざわざ合成界面活性剤を使う必要はない気がします。
石けんシャンプー用のリンスは自分で作ることも出来るので、好みによって香り付けしたり油分を補給したりも出来るけど、早い話が酢、あの食べ物の酢でも役割を果たします。
匂いを消すためにハーブを漬け込んだりする人もいるみたい。
匂いがダメだったらレモン汁やクエン酸リンスもおすすめ。
どちらも大さじ1くらいから始めて、指通りがよくなるくらいの量を見つけてくださいね。
後は普通に乾かすだけ。
その後には本来の髪のサラサラ感が味わえるかも。
私はショートなのでもっぱら自然乾燥。
でもホントはちゃんとドライヤーを使って乾かした方がいいかもしれません。
私は髪の毛が健康になったことに気付いた頃から寝癖が少なくなって、それも嬉しいことの1つです。

 

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